でばいすの山小屋

デバイスとかクラウドを実験中。IoTのふもとあたりをうろうろ。

PSoC 4 BLE で、シリアル通信してみる

PSoC 4 BLE で USBシリアル変換モジュールを使ってシリアル通信してみました。

使ったもの

・Cypress Bluetooth Low Energy Pioneer Kit (PSoC 4 BLE)
・USBシリアル変換モジュール

1. USBシリアル変換モジュール

秋月電子通商 超小型USBシリアル変換モジュール
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08461/
こちらを使用しました。3.3V でも 5V でも使用できます。
3.3V対応のものであれば、他のモジュールでもそのまま使えるかと思います。

2. プロジェクトの準備

メニューから「File」「Example Project」を選択
f:id:blgkns:20150919005433p:plain:w320
Device Family を PSoC 4200 BLE、
Keyword を UART にして、
SCB_UartComm を選択し、「Create New Workspace」を押す。
プロジェクトの保存先を指定して、「OK」を押す。
プロジェクトが生成され、データシートが表示されます。

3. ピンアサインを変更

データシートに、Bluetooth Low Energy PIONEER KIT (CY8CKIT-042 BLE) の場合、ピンアサインを変更するように書かれています。
f:id:blgkns:20150919005434p:plain:w320
UART:rx を P1[4] に、UART:tx を P1[5] につなぎ変えます。

4. 書き込み

「Build」「Generate Application」を押します。
Program ボタンを押します。

5. 配線

一度、 Baseboard の USB ケーブルを抜いた上で、下記のように配線します。
f:id:blgkns:20150919005438p:plain:w320

PSoC 4 BLE USBシリアル変換モジュール
GND - GND
P1[5] UART:tx - RxD
P1[4] UART:rx - TxD

また、USBシリアル変換モジュールと PC をUSBケーブルで、つなぎ、Baseboard と PC を USBケーブルでつなぎます。

6. シリアル通信してみる

ターミナルソフトを起動する。今回は、Tera Term を使用しました。
f:id:blgkns:20150919005435p:plain:w320
「シリアル」を選択し、対象のCOMポートを選択し、「OK」を押します。
※環境によって、COMポートは変わります。
f:id:blgkns:20150919005436p:plain:w320
「設定」「シリアルポート」において、シリアルポートの設定を変更します。
PSoC 4 BLE のシリアルポート設定にあわせます。データシートに記述されています。

f:id:blgkns:20150919005437p:plain:w320
Baseboard のリセットボタンを押すと、Tera Term 上にメッセージが表示されます。また、PC 側でキー入力を行うと、そのまま表示されます。

7. コードについて

PSoC Creator で、main.c を見てみると、起動後、5行のテキストを、UART に吐きます。
その後、UART から受けた文字をそのまま UART に返します。PC でターミナルソフト上で、入力された文字は、いったん PSoC 4 BLE に送られた文字が帰ってきたものであることがわかります。